新しくメンバーが加わるということで、3人ともお互いに緊張気味で自己紹介もぎこちない感じで。でも、Cちゃんがお誕生日だと言うと、それならケーキづくりにしたらよかったのにAちゃんが言ってくれ、なんとなく良い雰囲気で始めることができました。
まずは旬の和ナシの二十世紀と幸水の食べ比べをしました。二十世紀ナシを知っていた子が一人。後の二人は幸水なら知っていると。多分どちらもあるのでしょうが、ナシと言われて強いイメージが残っている方なのだと思います。産地の違い、見ため、手ざわり、むいた皮の匂い、味、食感と比べてもらい、コンポートにしました。
後でコンポートでも食べ比べてもらうと、さらに違いがはっきりしたようです。
続いて、今回のテーマ「煮干し」を使った出汁づくり。。
まず「だし」が何かを感覚で分かってもらうために。味噌汁が何から構成されているか、お母さんが家で作っているところを思い出してもらいながら考えてもらいました。
味噌、水、具・・・は出るのですが、だしは出ないんですね。
市販のだし袋を見せると、お母さんが味噌汁を作る時にそれを使っている知っている子が一人。後は、何を使っているか分からないというので、もしかしたら味噌に出汁が入っているのを使っているのかもねと話しました。
その上で、
市販の出汁袋の中身をみてもらったり、煮干しだしだけで飲んでもらったりして、だしの素材には色々あって、おいしい和食づくりに大切なので、今後少しずつ色々な出汁を知ってもらうようにすると話しました。
軽く煎った煮干しをまるごと食べてもらった後、頭と腹を取り除き、大きいものは割くというのを実際にやってもらいましたが。細かい作業ながら、3人とも2,3匹以上解剖してました。
魚は苦手と言ってはじめは恐る恐るしっぽをかじってた子も、頭から食べるとサクサクしておいしいよというと、思い切ってかじって、結局2匹たべてました。
ここからは、料理の「切る」工程を一度に。
今回のメニューは「煮干しだしで作る、レンコンとオクラの味噌汁」「オカラの炊いたん」「おから入りナゲット」なので、
包丁使いの基本でやったまっすぐに切る方法の他、インゲンのななめうす切り(そぎ切り)、オクラの乱切り、タマネギのみじん切りなど、色々な切り方にチャレンジしてもらいました。
インゲンの仲間のササゲをみてもらったり、オクラも星形オクラと丸型オクラ二種類触って切ってもらっています。
まだ数回しか来てもらっていないのに、どこまでできるかと思って用意していましたが、3人ともとても貪欲で、どんどん吸収してくれました。
最後に生肉、ササミの筋取りをして、大小とり混ぜてのカット。全部終わって達成感!というどや顔が見られましたよ。
ナゲットづくりは、手でこねたり、生地を10等分したり、丸めたり、成形したりの行程、切る作業とはまた違って3人ともリラックスして嬉々としてやっていました。揚げ焼きが出来上がるのも楽しみで仕方ないという感じで(笑)。
味噌汁(入れる具の順番やタイミング、味噌の溶き方、火をとめるタイミングなど)と、おからの炊いたんも、みんなで一緒に調理しました。
試食後は少しの時間ですが、三人でリビングで遊んでもらいました。すっかり打ち解けて、初めの緊張が嘘のよう(笑)
次回も楽しみです。